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こんにちは！院長です。
昼は暖かいけど、朝方は涼しいですよね。服装に困っちゃいます！
タイトル何のこっちゃ？って感じですよね。
「フリースタイルリブレ」とは人間用に開発された連続血糖測定器です。
近年多くの学会にて、このフリースタイルリブレによる動物の血糖コントロール方法に関する報告が上がっており
当院でも開院当初から導入しておりました。
最近こちらを使用する機会があり、とても感動しましたのでここにまとめます。
どうやって使用するかと申しますと
① 糖尿病患者さんにフリースタイルリブレを装着
きれいに毛刈りをし、フィルムドレープを張りつけた上から血糖測定センサーを装着します
② 測定器（リーダー）を起動し、センサーを認識させます。
③ リーダーを飼い主様にお渡しし、ご自宅でちょこちょこ血糖値を読み取っていただきます。
④ インスリン投与前に公式ＬＩＮＥアカウントに血糖値の推移を写メっていただきます
⑤ 当院がインスリンの投与量をお伝えし、投与していただきます。
毛刈りと消毒 
フィルムドレーピング 
センサー貼り付け 
リーダーにセンサーを認識 
あとはご自宅で計測して当院のLINEに送信
これによりかなり厳密な血糖コントロールが出来るようになりました。
ちなみにこの方法が報告されるまでは、1〜2週間ごとに半日ほどお預かりし、1から2時間ごとに採血して血糖値を測定、その変動を確認してインスリンの投与量を決めなくてはいけませんでした。
フリースタイルリブレ便利ですよね！
しかし、デメリットもあります。
・ヒト用であり、ワンちゃんネコちゃんには適応外使用である
・センサー1個がやや高価（代わりに半日入院＋頻回採血の必要が無いので大きなデメリットではない）
・センサーが外れることがある（運動量が多い子は注意）
・外れなくても2週間で使用不可になる
・獣医師がＬＩＮＥに返信できない時間がある（何卒ご理解下さい🙇）
正確性はこの数年間よく検証されており、それはご安心いただけます。
あくまで発症初期のコントロールや、インスリンの量の変更時のみ使用できれば良く、ずっと装着しなければならないものでもありません。
体調が悪くなった時、投与量の変更時に厳密なモニタリングが必要になった場合も便利だと思います。
時代が進化しているなぁとしみじみ感じます🤔
参考になれば幸いです。
