股関節の変形から股関節脱臼を引き起こした症例で手術をおこないました。
股関節の変形があり、小型犬であることから大腿骨頭骨頸切除術を選択しました。
注意!手術写真が表示されます!
股関節脱臼は痛いので足を全く使えなくなります。
脱臼した大腿骨と骨盤がぶつかり痛みが出ないようにするためにこのような手術を行います。
小型犬であれば筋肉が支えてくれるため、十分に歩くことができるようになります。
痛かった記憶や、筋肉の傷害の程度によってはリハビリが必要なこともあります。
また、若齢の小型犬に多い大腿骨頭壊死症(レッグ・カルベ・ペルテス病)でもこの手術が適応ですが、通常患肢の筋肉が萎縮してしまっているため元の歩き方に戻るまでに長い時間がかかる場合があります。
ご参考になれば幸いです。