冬は尿道閉塞が多くなりますね。
12月に尿道閉塞の手術を行いました。
緊急手術だったため、午後の診療時間を使わせていただきました。
ご来院予定であった方々には突然の休診を申し上げまして、大変ご迷惑をおかけいたしました。
主訴は、前日から尿が出ていないとのことでした。
触診にて膀胱は緊張しており、尿道閉塞であろうと思われました。
レントゲンでは、尿道内にギッシリ結石が詰まっておりました。
カテーテルによる解除を試みました。
解除と言ってもこの場合結石を膀胱内に押し戻すことになるのですが
数回カテーテルを挿入しても結石は全く動く気配がありませんでした。
無理に解除しようとすると尿道が破れてしまうことがあるので、無理せずそのまま手術としました。
注意!手術中の写真が表示されます!
膀胱の中には砂の様な結石がじゃらじゃらあったのですが、
この手術を行うと尿道が太くなるので退院時にはすべて排出されておりました。
ちなみに結石はストルバイトでした。
前回のブログの子との共通点は、体脂肪が多い、緊張し易い性格というところです。
これは過去の報告とも合致するリスク因子ですので、ご自宅の猫ちゃんが「当てはまる!」という場合はご注意くださいね!
参考になれば幸いです。